飛距離を出したい場合、シャフト選びはとても重要です。
純正のシャフトは、万人が使いやすいように設計されていますが、自分の個性を活かした設計とは限りません。
カスタムシャフトに変えることでスイングしやすくなり、安定して力をボールに伝えやすくなります。
では、どうやってシャフトを選べばよいでしょうか?
まず、シャフトの特性は、どのようなものがあるかを挙げていきたいと思います。
その上で、自分のスイングの特性と、目的に合ったシャフトの特性を選ぶと良いでしょう。
シャフトの特性
シャフトの特性を表す要素は、主に4つあります。
- 重さ
- フレックス
- トルク
- キックポイント
それぞれの要素について、解説致します。
重さ
重さによる特性
同じゴルフクラブでスイングスピードも同じで、シャフトだけ重さを変えた場合、重いシャフトの方が遠くに飛びます。
シャフトの重量を変えることで以下の違いがあります。
重いシャフト
- ボールを遠くに飛ばしやすい。
- 後半になれば疲れてくる。
- 重すぎるとヘッドスピードが下がる。
軽いシャフト
- ボールを遠くに飛ばしにくい。
- 後半でも安定したスイングが可能。
- ヘッドスピードは上がる分、芯に当てにくくなります。
シャフトを選ぶ際の重量の目安
ヘッドスピード | シャフト重量 | 総重量 |
45m/s前後 | 60g台 | 300g⤴ |
42m/s前後 | 50g台 | 300g⤵ |
スイングのヘッドスピードが遅い人は、軽いシャフトが良いでしょう。
硬さ(フレックス)
シャフトのフレックス(硬さ)は、軟らかいものから硬いもので、主に6種類あります。
- L(レディース)
- A(アベレージ)
- R(レギュラー)
- SR(スティッフレギュラー)
- S(スティッフ)
- X(エキストラ)

ただし、同じ表記でも明確な基準はなく、メーカーによっては硬さが異なります。
参考程度に、通販サイト等のレビューを事前に調べておくとよいでしょう。
トルク
「トルク」とは、「ねじれる力の強さ」を表したもので、ゴルフでのトルクとは、シャフトを一定の力でねじった際に、どのくらいねじれるかを角度で表したものを言います。
範囲は、大体1度~8度ぐらいです。
単位は、0.5度ごとになります。
目安としては、3.5度を基準に、それ以上だとねじれやすく、それ以下だとねじれにくいとされています。
シャフトのキックポイント
シャフトのキックポイントとは、シャフトが一番しなるポイントのことです。
しなる箇所は3ヶ所あり、主に4パターンあります。

キックポイントは大体30cm刻みです。
各特長の違いは以下です。
手元 | 先端 | 特徴 | |
先調子 | 硬い | 軟らかい | 初心者向け。 ボールが上がりやすくなります。 つかまり(※1)がいい(右へ曲がりにくい)です。 |
中調子 | 硬い | 硬い | オールマイティでタイミングが取りやすいです。 |
元調子 | 軟らかい | 硬い | 上級者向け。 ボールは上がりにくくなります。 左右に曲がりにくくなる為、コントロールしやすくなります。 |
ダブルキック | 軟らかい | 軟らかい | タメが作りやすく、つかまりやすくなります。 |
※2 ゴルフ界で「タメ」とは、ダウンスイングの切り返し時の間を言います。
シャフト選び方
シャフトの選び方は、スイングの特性と目的に応じて選ぶと良いでしょう。
スイングの特性
スイングの特性は2タイプです。
- タメが大きいタイプ
- タメが少ないタイプ

タイプ | タメ | 目的 | シャフトのキック |
タイプA | タメが強い | 飛距離を求める | 先調子 |
タイプB | タメが弱い | 安定性を求める | 元調子 |
タイプC | タメが強い | 安定性を求める | 中調子 |
タイプD | ためが弱い | 飛距離を求める | ダブルキック |
まとめ
シャフトを選ぶ際、もし店頭で購入する場合は、店員にアドバイスを貰うのも良いでしょう。
お店によっては、カルテを用意しているところもあります。
自分に合ったシャフトはとても振りやすく感じるはずです。
出来れば試し打ちをした方が良いでしょう。
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